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イラスト:相良ゆあ

ある日の夕方、売上を数えながら、ドウベエはつぶやいた。
ドウベエ「よーし、今日は結構稼いだぞ。明日は久々に休みにすっかなー」

ドウスケ「ほんとパパ!?じゃあ、都会の街に連れて行ってよ!」
ドウベエ「うーん、パパはあの街は仕事で最近行ったばかりだし、嫌な商売がたきも居るしなぁ、ブツブツ…」
ロリー「いいじゃないのあなた、ドウスケはまだ行った事無いのよ、たまには家族サービスしてよ」
ドウベエ「しょーがないな、じゃあ行こうか。よし、ちょっくら準備してくるぜ」
ロリー「あっ、あなたったら!エミーさんの店に飲みに行くのね!」
ドウベエ「いーじゃねえか、今日は売上良かったし、たまにはさ。じゃ、行ってくるよ」
ロリー「まったくもう…」

ドウベエは店の向かいの飲み屋にやって来た。
エミー「あらいらっしゃい、久しぶりね、何にする?」
ドウベエ「いつもの…って言うほど、最近来てないしね。とりあえず生!」
ニルス「よおドウベエ、生の麦でも食べるのか?消化に悪いぜ!」
ドウベエ「意味不明なこと言うなよ。借金で首が回らなくなって、頭まで回らなくなったか?それとも、もう酔ってるのかなぁ、勇者様は」
ニルス「俺は、酔ってなんかいませんよ〜。なんといっても、街を守る勇者様だからね、いつモンスターが来るかわからないし」
ドウベエ「おっと! アークデモン が あらわれた!」
ニルス「なにっ!この勇者様が成敗してくれるーうおーおっとっと、うわー」
ドガシャーン!バリーン!
エミー「ちょっと、グラス割れちゃったじゃない!ツケもたまってるのに、もういい加減にしてよ!」
ニルス「やべっ逃げるぞ、ドウベエ!!」

ニルスと ドウベエは にげだした!

ニルス「はぁ〜あぶなかったぜ。エミーのやつ、本気で怒ると容赦なく魔族の力を使うからな…今まで何度か殺されそうになったぜ」
ドウベエ「腐れ勇者が、そこまで堕ちてたか…ってか、なんで俺まで逃げなきゃならないんだよ!」
ニルス「そりゃおまえが嘘をついたからこうなったんだ、仕方ないだろ」
ドウベエ「おまえ、ツケを踏み倒すために、騙されたフリをしてこうやって逃げたんだろ…」
ニルス「さて、まだ飲み足りないし、二次会はおまえの家でやるか!行くぞ商人、朝まで飲もう!」
ドウベエ「おいちょっと待てよ、結局俺はビール飲めなかったし、最悪だ…」

ニルスはいきなりドウベエの家に上がりこんだ。
ニルス「おい、勇者様の凱旋だぞ、さっさと飯を出せ」
ロリー「こんばんわニルスさん、何か御用かしら?」
ニルス「え?食事にする、お風呂にする、それともあ・た・し?だって…もう困ったなぁ、じゃあロリーちゃんを頂いちゃおうかな!」
ドガッ!!
ロリー「あら、ニルスさん気絶しちゃったけど大丈夫かしら」
ドウベエ「なるべく死なないように殴ったつもりだけど、もしもの時は復活アイテムでも使うさ」
ドウスケ「パパーこの人勇者なのになんでみんなに迷惑かけてるの?」
ドウベエ「こいつは歩く有害指定物だ、見習っちゃダメだぞ。しかし俺やエミーの我慢もそろそろ限界だな…」
ロリー「王様に相談してみたらどうかしら?」
ドウベエ「そうだな…無銭飲食に器物破損に住居不法侵入にセクハラ、もう言い逃れは出来ないだろう。じゃあ明日は王城に行くか!ドウスケ、城でもいいだろ?」
ドウスケ「わーい、お城お城!うれしいな!」
ドウベエ「まあ、王様にこいつを突き出して、そこでばっさり処刑してくれちゃってもいいかなって思う。俺もドウスケの歳の頃に血の1つや2つは見たぜ」

次の日。4人は王城に向かった。

ニルス「ふぁ〜良く寝た。なんか頭がガンガンする…飲みすぎたかなぁ」
ドウスケ「それはパパに頭を殴られたから…」
ロリー「ドウスケちゃん、だまってなさい」
ドウベエ「よーし、もうすぐ城に着くぞ」
ニルス「なんで城に行くんだよ、勇者様の手助けが欲しいと言うから、仕方なく来てやったが…」
ドウベエ「まあまあ、王様に訴えたいことがあるから、高名な勇者様の口添えが必要なんだよ」
ニルス「そりゃまあ、俺は有名人だからな!」
ロリー「良い意味で有名だったらいいのだけれど…やっと着いたわね」
ドウベエ「さて…あの王も、ニルスに負けず劣らずの食わせ者だし、どう作戦を組み立てるかな…」

ニルスはいったい、どうなってしまうのか〜!

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